昨日、また大阪でサソリが発見されたらしい、しかも前回発見された部屋と同じ部屋のベランダかららしい。その他にも琵琶湖でピラニアが捕獲されたり、埼玉でニシキヘビが見つかったりとペットが逃げたニュースだらけ。
もしやこれには今年の6月1日に施行された特定外来生物法の影響では。私もこんな法律が既に施行されてたことや、こんなに厳しいものだとは知りませんでした。
この法律は、要約すると国が指定する「特定外来生物」は輸入することはもちろん、飼う事や人に譲ること、逃がすことが禁止されるというもの。「特定外来生物」とは生態系に影響を及ぼす、人に害を与える、農林水産業に被害を与える可能性のある生物が指定されているということで、現時点ではよくニュースで言われているブラックバス(オオクチバス、コクチバス)、ブルーギルはもちろん入っているが、アライグマやマングース、キョンなどの動物も指定されている。マングースなんて沖縄に普通にいるものかと思っていましたが、外来種だったんですね。
あと、最近話題になっているセアカコケグモやカミツキガメなんかも指定してあります。
大昔、友達がブラックバスを水槽で飼っていてよく金魚を餌にあげていましたが、そういうことが出来なくなるということですよね。個人で許可なく飼った場合は懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金だそうです。
また、ブラックバスやブルーギルを釣った場合は同じ河川・湖沼に放すか殺処分するのであれば問題ないが、持ち帰ったり異なる河川・湖沼に放したら違反になるという。
一応、この法律の施行前から特定外来種を飼育していた場合は国に申請する必要があり、ちゃんと申請すれば特別に飼い続ける事ができるらしい。
まだ特定外来種には指定されていないが、要注意外来生物としてリスザル、フェレット、シマリス、グリーンイグアナ、アメリカザリガニ、ニジマス、雷魚、外来のクワガタムシなど100種以上がリストされている。
もしかしたら、この法律にびびった心なき者が逃がしちゃったのかもしれません。その内、日本では犬猫以外は飼えなくなってしまうかも知れませんね。
この法律に伴いこれらの特定外来種の駆除が始まっているという、これらの駆除費用は税金から支払われているとのこと。一部の無責任な人のために起こったと考えると…。
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